丹波大雨土砂災害ボランティア参加 7th

丹波大雨土砂災害ボランティア20150208久方ぶりに丹波へ水害復旧のお手伝いに出向いた。
発災から七ヶ月、活動範囲は丹波広域から前山地区のみと概して落ち着きを見せる状態となっているものの、復旧復興において足止めの箇所は数多くみられるのが現状。
朝8時過ぎに前山ボラセンに到着。この日、東北や関東からの参加者を含めて総勢30名前後、見かけたことのある方も複数名みられる。
早速作業内容の説明を班分けがなされた。
多くは大杉ダムにて流木の撤去作業にあたることとなったが、私は5名で鶏舎の解体作業にあたる。車に便乗させていただき、上鴨阪地区県道282号線を約10分、解体途中の鶏舎に着く。すでに現場におられた御主人にお伺いすると計三棟で約3000羽の鶏がいたが、そのうち1000羽被害にあい、残りは別に移されているとのこと。平飼いの鶏卵はとても人気があり御商売としてかなり痛手。高齢であることを考えるとこの先は難しいとも話されておられた。
できる限り求められたことをこなすべく早速作業にあたる。
丹波大雨土砂災害ボランティア20150208-02丹波大雨土砂災害ボランティア20150208-01丹波大雨土砂災害ボランティア20150208-011丹波大雨土砂災害ボランティア20150208-013現場リーダーが機械で屋根を崩し、トタンを剥がして、くぎを引き抜いて、木材を焼却していく一連の内容。えらいもので、小一時間ほどはコツがつかめずに時間を要したが、この時期に参加するボランティアさんはいずれも経験値がたいため、あれよあれよと作業がはかどる。午前午後で約5時間弱の作業であったが、なかなかのきれいな施しがなされたと満足いく形で、御主人も喜んでおられた。
丹波大雨土砂災害ボランティア20150208-0とはいえまだかなりの部分で完結には至らず、この現場を含めて他にもまだまだ期間は要する。また機会が許せば…。
丹波大雨土砂災害ボランティア20150208-04丹波大雨土砂災害ボランティア20150208-03作業を終えてボラセンにもどる。この前山ボラセンはとても暖かく、スタッフも方も大変心地よい対応をしてくださる。お昼はどなたかの持ち込みで鹿肉をふるまっていただき、冬場の寒い中での現場作業において非常にありがたい心配りが何とも印象深く、丹波の人や物に対する愛情と思いやりを垣間見るそんな一日であった。
帰りに無料入浴券が配られ、温泉でほっこりさせていただいた。